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Jul.2025
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渋谷ヒカリエ8Fの〈Creative Space 8/(ハチ)〉って実はこんなに面白い!

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Food2025.06.27
渋谷ヒカリエ8Fの
〈Creative Space 8/(ハチ)〉って実はこんなに面白い!
Food2025.06.27
渋谷ヒカリエ8Fの
〈Creative Space 8/(ハチ)〉って実はこんなに面白い!
ショップやレストランなど、魅力的な店舗が集まる渋谷ヒカリエに、実はワークライフバランスを充実させられるフロアがあるのをご存知ですか? それが8Fの〈Creative Space 8/(ハチ)〉。ギャラリー・イベントスペースを中心に、様々なスポットが集まり、新たなコミュニティや協働が誕生する可能性のある場なのです。そこでハナコラボメンバーが、新たなインスピレーションや発見を得るために、8Fでクリエイティブ体験をする様子をレポート。
小松佐保さん
ハナコラボメンバー
「女性ホルモンの不調をスイーツで整える」をコンセプトに、女性に必要な栄養素が詰まったスイーツを届ける〈MOON TREATS〉の代表を務める。「渋谷は、職場と自宅の間にあるからよく通る場所。渋谷ヒカリエも駅直結で、魅力的なショップやレストランが多いからよく利用します」

渋谷駅直結とは思えない、
落ち着いた雰囲気の中で
クリエイティブを想像できる。

渋谷ヒカリエ8Fの<Creative Space 8/>には、人と人をつなぎ、新しいクリエイションの可能性を探る場として、様々なスポットが集結する。イベントスペースCOURTを中心に、強い意志を持ったコミュニティメンバーが集まり、ミュージアム、ギャラリー、シェア型書店、コワーキングスペース、レストランを運営。様々な交流やものづくりが生まれる場所として、新しいクリエイションの可能性を探る若者たちの間で注目度上昇中のフロアです。「渋谷ヒカリエはよく利用しますが8Fには足を踏み入れたことがありません。コワーキングスペースも気になるし、どんな場所なのか興味津々!」と、期待に胸を膨らますハナコラボメンバーの小松さん。

様々なスポットが集結する/8を歩く小松さん
8Fに到着。静かで落ち着いたフロアに廊下を挟んで様々な施設が並んでいる。「え、こんなゆったりとした場所が渋谷ヒカリエにあったなんて全然知らなかった。ミュージアムやギャラリーなど個性的なスポットが並んでいて、大人好みの雰囲気です」

急ぎの仕事にもピッタリ。ドロップインOK!
メンバー制のワークラウンジ〈Creative Lounge MOV〉

約150席を設けたオープンラウンジ。ソファ、テーブル、カウンター、仕切られたスペースなど、ワークスタイルや気分に合わせて滞在場所を自由にチョイス。

8Fフロアの一番奥にあるのが、オープンラウンジ、レジデンスエリア、貸し会議室、ショーケース〈aiiima〉と、4つのスペースで構成されるワークラウンジ。メンバー登録すれば、ドロップインでオープンラウンジを自由に利用することができるため、移動の合間やスキマ時間に重宝する。ラウンジは、広い空間にスタイリッシュな家具がレイアウトされ、おしゃれで居心地満点。無料Wi-Fiのほか、複合機やマッサージチェアなど設備も充実している。「まるでホテルのラウンジのような空間。とても落ち着くので、集中して作業に取り掛かれます。渋谷駅直結なので、急ぎの仕事をやっつけたい時に使えそう」

コーヒーや紅茶のフリードリンクコーナー。ドリップコーヒーの機器が揃い、豆から挽けるので、お好みの濃さのコーヒーを淹れることができる。
選書家がセレクトした経営学・WEB業界・ビジネス関係の本が並ぶコーナー。雑誌も取り揃え、自由に読むことができる。メンバーになれば本のレンタルもOK。
オープンラウンジが利用できる「ワンタイムメンバー」は1時間ごとに1,100円。アカウント発行料330円(初回のみ)。
店舗情報

Creative Lounge MOV(クリエイティブ ラウンジ モブ)
■8F

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47都道府県をテーマにした
日本初のデザイン物産美術館〈d47 MUSEUM〉

展示内容は2、3ヶ月ごとに入れ替わる。6月29日までは『d design travel SHIMANE』出版記念で、島根県のデザインと旅の視点から見る展覧会を開催。

〈D&DEPARTMENT PROJECT〉が運営する、日本初の47都道府県をテーマにしたデザインミュージアム。伝統工芸や物産、観光やローカルフード、クリエイションやコミュニティデザインまで、“日本のものづくりの今”を見て感じることができる。「日本各地の素晴らしさを再発見できる場です。『デザイン目線の観光ガイドブック『d design travel』編集部の拠点でもあり、編集部がこれまで手掛けた都道府県別のガイドブックも手に入るので、ここで情報を仕入れてから旅行に出かけるとさらに楽しく充実した旅ができそうです!」

日本中を知り、その土地ごとの個性の大切さを感じられる展示物の数々に、感性が刺激される。
『d design travel』編集部のアーカイブコーナーも。編集部が足で稼いできた日本各地の情報を、都道府県別にファイリング。
併設のショップでは、ガイドブックの編集や展覧会を通じて出会った素晴らしいものづくりからオリジナルアイテムまで幅広くラインナップ。
店舗情報

d47 MUSEUM
■8F
■03-6427-2301

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暮らしに寄り添う、良質なアートライフを
提案してくれる〈Bunkamura Gallery 8/〉

ガラス張りの開放的なギャラリーから様々なアートを発信するユニークな空間。写真は、5月に開催された展覧会「日日是工芸」の様子。

1989年に〈Bunkamura〉に 開館し、2023年にこの場所に移転。人気アーティストの個展から多様なジャンルの企画展まで、年間20本以上の展覧会を開催。多くのお客様がアートに触れるその瞬間に立ち会い、アートを部屋に飾る、コレクションするという楽しみを共有するスペースとして活用される。「アートを取り入れた暮らしに憧れがあるので、これから足繁く通いそう! バラエティに富んだ企画展ばかりなので、行くたびに新たな作品との出会いが楽しめるのが魅力的」。7月13日までは2nd Anniversary『Bunkamura Gallery Selection 2025』を開催。

気鋭のアーティストたちの独創的な表現を間近で堪能できるギャラリー。作品の展覧販売も実施。
店舗情報

Bunkamura Gallery 8/(ブンカムラギャラリー ハチ)
■8F
■03-3477-9174

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誰でも本屋さんになれる
シェア型書店〈渋谷〇〇書店〉

各棚主さんが自分の書店を象徴するような1冊を展示するスペース。まずはここで気になる本を探してみよう。

働き方に関する著書やプロジェクトを多数手がけてきた横石崇氏が管理人を務める、棚主と一緒に運営する新しいカタチの本屋。30cm四方の本棚を月額4,950円で個人に貸し出すことで、誰でも本屋さんになれるシステム。現在は100名以上の偏愛で満たされた棚主が選んだ本がずらりと並ぶ。「ユニークな試みですね! ここには既存の書店やネット書店にはないような本や貴重な古本もあり、あれもこれも購入したくなります。私もいつか棚主になってみたい!」

本を通して、個を表現または発信できる場所として、オープン当初から本好きの間で話題に。
棚の後ろには、本を読みながら横になってくつろげるスペースも。
毎回ひとつのテーマを決めて、各棚主推薦の本を紹介するプチ企画コーナー。取材時は「旅」をテーマに100名以上の棚主が厳選した本が並んでいた。
店舗情報

渋谷〇〇書店
■8F

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イベントスペース〈COURT〉と
ギャラリー〈CUBE1,2,3〉で、価値観の多彩さに触れる。

グリーンカーペットが印象的なイベントスペース〈COURT〉。取材日は、コーヒーの2050年問題を軸にしたイベント「コーヒーの仕事がなくなるその前に」が実施されていた。

渋谷らしい交流のために開かれたイベントスペース〈COURT〉では、不定期で多種多様なイベントが開催されている。映像設備を完備したオープンスペースを活用して、ワークショップやトークイベント、マーケットなどが行われるので、時間があれば飛び入り参加することも。新たな知的刺激を得られる空間だ。「ワークショップに参加して、貴重な体験もさせていただきました。いつもユニークなイベントが行われていて、気軽に参加できるそうなので、また立ち寄りたい!」。

取材日には、手動のエスプレッソマシンの体験会が。電源を使わずにエスプレッソが淹れられるとあって、小松さんも早速体験。

〈COURT〉の隣にあるギャラリー〈CUBE〉は、6~10日間ペースで多種多様な展示を鑑賞できるスペースだ。アート・工芸・ファッション・建築など、様々なジャンルの展覧会が開催されている。ギャラリーの年間スケジュールはびっしり埋まっており、展示替えの日を除き、いつ訪れてもなにかしらの展示を楽しめる場所となっている。

真っ白な壁に囲まれた〈CUBE〉は、約10日間ごとに入れ替わるギャラリースペースアート。

店舗情報

COURT(コート)
■8F
■03-6418-4718

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店舗情報

CUBE1,2,3(キューブ1,2,3)
■8F
■03-6418-4718

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最後は〈d47食堂〉の酒場タイムで、
郷土料理を肴に軽く1杯。

渋谷の街並みを見下ろしながら、アルコール片手に郷土料理に舌鼓。

ワークスペースで仕事をして、ミュージアムやギャラリーを鑑賞したらそろそろお腹が空くころ。ならば〆は、美味しい郷土料理とアルコールを楽しめる〈d47食堂〉で決まり!通常は月替わりの定食メインの食堂だが、18:00以降は酒場に様変わり。各地で実際に教わった郷土料理や、その土地で長く伝わる知恵の詰まった料理が揃うので、日本の食文化の豊かさを感じながら今日1日を振り返ってみては。「〈d47食堂〉は、地域の食文化に気軽に触れながら美味しい食事を堪能できるのが素敵だし、ひとり呑みにもピッタリ。今日1日を振り返って、〈クリエイティブスペース8/(ハチ)〉がこんなに感性を刺激されるスポットが集まる、楽しいところだったとは! もっと早く知りたかったです。でも展示も頻繁に変わるので、これからは渋谷に来たら必ず渋谷ヒカリエの8Fに立ち寄るようにします」と、今日1日の余韻に浸る小松さんでした。

料理は期間限定品が多く、内容はいつも変わる。この日は「つなんポークと山菜の冷しゃぶ」1,450円、「季節野菜とがんもどきの炊いたん」700円、「すじ青のりがけ黒はんぺんフライ」1,250円を。アルコールは、『「YAESEN66」月桃茶ハイボール』800円。
渋谷の街並みを見下ろせる大きな窓に面した店内。テーブル席のほか、カウンター席も。
入り口のショップには日本各地の調味料や器など、選りすぐりのアイテムが並び、料理好きへのおみやげ探しにもってこい。
店舗情報

d47食堂
■8F
■03-6427-2303

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photo :Michi Murakami text :Emi Suzuki

※2025年6月現在の情報です。内容など変更になる場合がございます。
※営業時間については、渋谷ヒカリエホームページでご確認ください。
※価格はすべて税込表記です。