日常の中でちょっぴり贅沢さを味わうのが“ご褒美”だという恒松さん。コンビニの少し豪華なアイスを食べることに楽しみを感じるのだそう。

――このお店は、スペイン海岸地方の美味しいものが堪能できるスペインバルです。
まず、お店の雰囲気はいかがでしたか?
実際にスペインへ行ったことはないのですが、海外のようで異国感溢れる素敵なお店でしたね。家具もかわいかったですし、ワインもたくさん並んでいたりして、すごく良い雰囲気でした。窓側の席は大きな窓から太陽光が入って、とても開放感がありました。
――今日の衣装とも、とても合っていましたね。
そうですね。オレンジの壁があると知らなかったのですが、ちょうどオレンジのネイルをしていてピッタリだと思いました。本当にスペインにあるお店で写真を撮っているみたいで、撮影も楽しかったです。
――今回のお料理が、「魚介のパエリャ(生ハムサラダ付き)」ということで、実際食べてみた感想はいかがですか?
とても美味しかったです!パエリャは好きなのですが、頻繁に食べられる料理ではないので、久々に食べました。一口食べた瞬間から魚介の出汁がご飯に染み込んでいて、とても香りが良くて美味しかったです。乗っているエビやホタテもすごく大きくて、食べ応えがあったし、魚介類が大好きなので、「こんなにたくさん魚介が入っているなんて!」と思いながらいただきました(笑)。
――一人用のパエリャは珍しいですよね。
そうですよね。しかもランチで食べられるのが嬉しいですし、生ハムサラダも付いていて、これだけ食べられたら大満足です。お店は1人でも入りやすい雰囲気なので、女性も行きやすいかなと思います。メニューを見ていたら、イカスミとか色々な種類のパエリャがあったので、今度1人で行って挑戦してみたいです。
――では、デザートの「バスク風チーズケーキ」はどうでしたか?食べた感想もお聞きしたいです。
私、チーズケーキが大好きなんです。バスク風チーズケーキって、「なんであんなにフワフワしているのに、 しっとりしているんだろう」と毎回思うのですが、今回食べたチーズケーキもフワフワとしっとりのバランスが絶妙でした。チーズって結構重くなってしまいますが、それをフワフワにして口どけなめらかにしているのが、とても美味しかったです。上にかかっているソースも、ベリー系とトロピカル系の2種類で味変ができましたし、チーズケーキそのままでもすごく美味しくて、いつの間にかどんどんなくなって「あ、ソースもつけないと!」みたいになりました(笑)。パエリャを食べた後で満腹でしたが、甘いものが大好きなので別腹でしたね。スイーツを食べるためにお店に行って、お茶をするのも良いなと思いました。
――では企画のテーマでもある“ご褒美”についてお伺いします。「いつも頑張っている自分へのご褒美」ということで、恒松さんが自分にご褒美をあげたいと思うときは、どんな時ですか?
やっぱり撮影で大変なシーンが多い時ですね。そんな撮影の後には、“ご褒美”をあげたくなります。
――ちなみに、恒松さんにとっての“ご褒美ご飯”はありますか?
コンビニなどで売っている、クレームブリュレのアイスが大好きで…。撮影で大変なシーンが多かった日は、帰りにコンビニへ行って、お家でしみじみ食べています(笑)。あと、チョコレートも大好きなので、バレンタインの時期には色々なチョコレートが売り出されたら、自分への“ご褒美チョコレート”を買いに行きます。
――デザート以外では何かありますか?
一番好きな食べ物というか、好きな調味料がポン酢で。夏は冷しゃぶで、冬は鍋で食べたりして、四六時中ポン酢に合う料理を食べています。“ご褒美”になっているかは分かりませんが、ポン酢は自分の中で芝居力が上がるというか、すごく気合いが入る味なんです。なので夜多めに作って、大切なシーンの日には朝ポン酢で食べてから現場に行ったりしています。“ご褒美”でもあり、背中を押すというか、スイッチを入れてくれる味でもあるので、よくポン酢を摂取しています。
――“ご褒美”をあげるとして、“食”以外なら、ご自分にどんな“ご褒美”をあげますか?実際に自分に“ご褒美”をあげた過去のエピソードなどがありましたら、教えてください。
洋服が好きなので、作品が終わるごとにある意味“ご褒美”で買っています。あとは、私はインドア派なので“ご褒美”時間というか、一回作品が落ち着いて少しゆっくりできる時間が持てたら、物を作ったりゲームをしたり、編み物や陶芸に行ったりするのも好きです。今はそういう自分の趣味をやるのが、一番の“ご褒美”かなと思っています。編み物は、作ったものをSNSにアップしたりもしているのですが、最近は帽子をたくさん作りました。
渋谷ヒカリエには本当に良く行きます!
――こちらのインタビューですが、渋谷ヒカリエと渋谷、カルチャーにまつわる情報を届ける「HikarieTIMES」という Web マガジンに掲載予定です。なのでヒカリエに関することもお伺いしたいと思っております。恒松さんは、ヒカリエでショッピング経験はありますか?
ヒカリエには雑貨やコスメなども色々あるので、よく友だちの誕生日プレゼントを購入しに来たり、今年のマネージャーさんへの誕生日プレゼントも探しに行きました。また、舞台やミュージカルを観に行くのが好きなのですが、東急シアターオーブもあるので、よく観覧に行っています。観覧前も観覧後にも、行けるお店がいっぱいあるのが良いですよね。
――お休みの日は何をされていますか?恒松さんのリフレッシュ方法を教えてください
お休みの日は、編み物やゲームをしています。買ったばかりのゲームがあると、ずっとやってしまうんです。ソファーからお尻がくっついて離れない状態で、トイレにも行けないような感じになります(笑)。あと私は散歩がすごく好きなので、秋になって涼しくなる季節には冷たい風を感じながら歩くのも良いですよね。ちょっとオシャレもして、音楽を聴きながら歩くのがリフレッシュになります。
――近況についてもお伺いします。恒松さんは現在放送中のドラマ「ひと夏の共犯者」に出演されています。ふたつの人格を抱える物語のヒロイン・片桐澪/眞希を演じていらっしゃいますが、正反対の二面性を持つアイドルということで、この難役をどのように演じ分けていらっしゃいますか?
ふたつの人格を持つ役は初めて演じるので、(撮影前は)楽しそうでしたがすごくドキドキもしていました。でも実際に演じてみるとやっぱり楽しくて。私が今まで演じてきた役は、眞希のように人に何かを与える役が多かったのですが、もう一人の主人公・澪は与えられる受け身の役で、芝居のアプローチの違いがすごく面白いです。ドラマの中で交互に入れ替わったりもするので、それはすごく難しくもありますが、やっぱり楽しさの方が勝つというか、複雑で難しいことをやるのがたぶん好きなのだと思います。たくさん考えて試行錯誤しながら芝居をする時間がすごく楽しくて、やりがいがあります。
――演じるうえで気を付けていることなどありましたら、教えてください。
澪が右利きで、眞希が左利きと利き手が違うんです。澪と眞希が入れ替わる時に一瞬眠るのですが、眠っている間に「今は澪、今は眞希」と心の中で呟いてからその人物になったりと、そこは間違えないように家でもたくさん練習していました。眞希の方が普段から演じる役に近くて、澪はあまり演じたことのないジャンルだったので、眞希の方がやりやすさはあります。表情で言うと、澪はちょっとおどおどしているというか不安げなので、目をずっとキョロキョロさせているのですが、眞希は落ち着いているので目も動かず、びくともしないような感じで演じていたり。あとは動作だけでなく、歩き方にも気をつけています。
――さらにアイドルグループ「AMEL」のメンバーMIOとして、実際にステージで歌やダンスも披露されています。これらはいかがですか?
こんなにしっかりアイドル役をやるのは初めてだったので、ダンスの振りや歌い方も、アイドルっぽさを自分で研究しながらレコーディングをしたりしました。ダンスをみんなで踊るのはすごく楽しくて、エキストラの方々がペンライトをずっと振ってくださっていたのですが、ペンライトってこんなに勇気をもらえるものだと初めて分かりました。ステージに立って振ってもらうことで、すごくテンションが上がるなと。自分がもし本当のアイドルで、自分のメンバーカラーだけになったりしたら、それは大感動だろうなということを実感できたのは貴重ですね。一日だけの撮影でしたが、アイドルになれて良かったです(笑)。
――どちらも得意分野ですか?
どちらも楽しんで出来ましたが、4歳から14歳までバレエを習っていたり、小学生から高校生までは事務所でダンスレッスンもやっていたので、ダンスの方が時間としては馴染みがありました。でも歌も声を使うという面で言うと芝居と一緒なので、感情を乗せたりすることが歌でもできるというのは、すごく良いなと思っています。また機会があれば歌いたいですし、表現したいです。

――また、11月28日から公開される映画「消滅世界」についてもお伺いさせてください。同作では、主人公の良き理解者で、学生時代からの親友・樹里を演じられています。
先に作品の原作を読んでから台本を読んだのですが、本当に衝撃的でした。正義というものがない世界で家族の形がどうなっていくのかという題材の中で、私が演じる役は、その消滅世界の世界観にすごく順応しているキャラクターです。その世界観の正常を体現している役なので、私はこれが普通だとまず思い込まなきゃいけないところから始まりました。セリフも小説をリスペクトして、小説のままのセリフがあったりしたので、それをどう上手く自然に話すかというのも、すごく苦労した点です。今、自分が生きている世界ではないところで順応している役ということじゃないですか。単なるSFではなく、この世界の延長線上で本当に起こり得るかもしれない世界を描いていて、すごく怖さがある作品なので、その怖さを出すには、やはり日常に落とし込んで、それを当たり前に見せないといけない。ある意味セリフは「消滅世界」の世界線の言葉になっていますが、お芝居のテンション的にはやりやすかったです。
――主人公を演じる蒔田さんとは、2021年の朝ドラ「おかえりモネ」でも共演されていらっしゃいますが、久しぶりの共演はいかがでしたか?スムーズに役に入れた、など感じたことはありましたか?
主演の蒔田さんとは、顔合わせというか本読みの際に久々にお会いしたのですが、親友役なので、元々関わりのある方で良かったなと思いますし、最初の撮影から初日と思えないくらい2人とも落ち着いていて、なかなか出せない空気感はあったのかなと思います。

――様々な役に挑戦されている恒松さんですが、役を演じるうえで気を付けていること、心がけていることなどはありますか?
その作品にある役の役割を果たすことです。一番大切なのは、その役のここに至るまでの人生を考えること。(演じるキャラクターが)生まれた時から今に至るまで、大まかでも監督さんと話し合えたらいいのですが、話し合う時間がない場合が多いので、自分で想像してノートに書いたり、ここまで来た人生の道のりを考えるというのはいつもやっています。その作業がすごく楽しくて、こういうことが好きなのかなとか、どんな両親に育てられたのかなとか…想像するのが好きなんです。それが全然違ったとしても、考える時間が自分の中の役づくりになっていると思います。あとは自分のセリフを話すときに、歴史がないとセリフを話せないと思うので、それは想像するようにしています。セリフ覚えは早い方だと思っていて、録音して、耳から聞いて覚えるのが自分に合っているやり方です。
――最後に、この記事をご覧になっている方(日々を頑張っている方)へのメッセージをお願いします。
食べることが大好きな方は、ぜひヒカリエで美味しいご飯を食べていただきたいです。もしかしたら、プライベートを満喫している私がいるかもしれませんが、その時はそっと遠くから見守ってください(笑)。お仕事も引き続き頑張りますので、ドラマや映画も見ていただけたら嬉しいです。寒い季節になったので、体に気を付けて温かくお過ごしくださいね。
<衣装協力>
イヤリング¥31,900・ダブルボールリング¥12,100・リング¥15,400(すべてニナ・エ・ジ
ュール/ショールーム ロイト03-6859-811)ブーツ¥50,490(UDIRE/HANA KOREAhana.showroom@hana-korea.com)
恒松祐里 つねまつゆり/1998年10月9日生まれ、東京都出身。
2005年にドラマ「瑠璃の島」(日本テレビ)で子役として俳優デビュー。09年には「キラー・ヴァージンロード」で映画初出演。15年の新垣結衣主演映画「くちびるに歌を」では、主要キャストの合唱部員を好演した。
その後も数々の話題作に出演し、21年にはNetflixドラマ「全裸監督」で体当たり演技を披露。22年の「きさらぎ駅」で映画初主演を果たし、今年6月には続編の「きさらぎ駅 Re:」にも出演した。
今期10月からオンエア中のドラマ「ひと夏の共犯者」(テレビ東京)にヒロイン片桐澪/眞希役で出演中。
■魚介のパエリャ(生ハムサラダ付き)1,793円

魚介をふんだんに使った、旨味たっぷりの定番パエリャ。(赤海老・ホタテ・季節の魚・アサリ・ムール貝)
■バスク風チーズケーキ 759円

自家製の濃厚な大人のデザート。
『シフクノジカン』(Shifuku No Jikan) とは…

いつも頑張っている自分へのご褒美。
美味しいお料理を食べ、心も体もリフレッシュして頂こうという企画です。 『シフクノジカン』は個人の価値観やライフスタイルによって異なりますが、共通しているのは「心が満たされ、幸せを強く感じる瞬間」であるということ。 幸せを感じる瞬間を、著名人の方々にご自身のエピソードを交えて語って頂く連載企画です。
photo:Hiroyuki Fujiki styling:Mari Tsujimura hair & make:Raishirou Yokoyama text:Misaki Ito
*2025年11月現在の情報です。内容など変更になる場合がございます
*営業時間については、渋谷ヒカリエホームページでご確認ください。
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