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ジェントル飯 渋谷ヒカリエ出張版  勝地 涼×〈渋谷 水刺齋〉の おいも豚サムギョプサル【後編】 

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Interview2022.08.04
ジェントル飯 渋谷ヒカリエ出張版  勝地 涼×〈渋谷 水刺齋〉の おいも豚サムギョプサル【後編】 
Interview2022.08.04
ジェントル飯 渋谷ヒカリエ出張版  勝地 涼×〈渋谷 水刺齋〉の おいも豚サムギョプサル【後編】 
前編で、「スランジェ」のヤンニョムサムギョプサルを食しながら、舞台への想いを熱量たっぷりに語ってくださった勝地 涼さん。後編では、ご自身の青春の地でもある渋谷や、ご縁があるという<渋谷ヒカリエ>について、お話を伺いました。
Editor:
Hanako編集部

前編はこちらから

――<渋谷ヒカリエ>に行かれたことはありますか?

<渋谷ヒカリエ>には、ちょこちょこ行くんです。地下の食品コーナーや上階のレストラン、渋谷区役所の出張所にも行ったことがあります。それと、花屋をやっている母が<渋谷ヒカリエ>の中のポップアップストアに飾りつけをしたこともあって、とても縁を感じます。

――「東急シアターオーブ」で芝居をご覧になったことは?

劇団☆新感線の舞台や『War Horse ウォー・ホース ~戦火の馬~』を観ました。最近、「東急シアターオーブ」は、海外の作品が多いですよね。いつか自分も立ってみたいので、また日本の作品もやっていただきたいと、この場をお借りしてお願いしたいです(笑)

――渋谷の劇場というと、初舞台『シブヤから遠く離れて』も、Bunkamuraシアターコクーンでしたね。

初舞台の『シブヤ~』、20歳で『カリギュラ』、25歳で『騒音歌舞伎 ボクの四谷怪談』と節目ごとに立たせていただいているコクーンの稽古場には、思い出がいっぱい詰まっています。特に、『シブヤ~』の時はまだ高校生で、制服のまま稽古場に通っていたんです。卒業式の日はみんなにお祝いしてもらいました。初めての舞台の稽古で、あれだけ怖いと言われていた蜷川(幸雄)さんに言われたのが「いいじゃん」。スタートで褒めてもらったがゆえに、なかなか成長できなくてもがいて…。いまだに稽古場に行くと、「今の勝地涼を蜷川幸雄という人間が観たら、どういうふうに怒るんだろう」って思うし、特にコクーンの稽古場に行くと、気持ちが引き締まります。

――8月から始まる『世界は笑う』も、思い出の詰まったBunkamuraシアターコクーンでの上演です。

今、稽古中なんですが、コロナ禍なのでしっかりした顔合わせができないということで、初日の挨拶の際に「勝地涼です、よろしくお願いいたします」だけじゃなく、何か少し話してほしいということになりました。僕は、今回の作・演出のKERAさんとのことを話しました。演出家が第一線にい続けるって本当にすごいことで、僕ら世代はもちろん、今の20代の役者たちも、「KERAさんの舞台は絶対に押えておかないと」って言っています。瀬戸(康史)くんは、コクーンに出演した時の話をしたんですが、出演者の挨拶がだんだん「コクーンと渋谷と私」みたいなテーマになり、共演者の銀粉蝶さんは、渋谷に映画館のパンテオンやプラネタリウムがあった頃のお話をなさっていました。なくなった時は少し寂しく感じたって。僕も、子供の頃に映画を観るとなるとパンテオンだったので、街の移り変わりに感じるところもありますけど、<渋谷ヒカリエ>の中に劇場ができたり、役者にとっていい変化もいっぱいあるなあと感じました。

――当時と比べると、だいぶ渋谷の街は変わりましたよね。

どんどん変わります。13歳から仕事を始めさせて頂いたんですが、デビューがNHKのドラマだったこともあって、渋谷でよく遊んでいたんです。そのドラマの共演者は、山田孝之、鈴木杏、栗山千明、松本まりか、山崎育三郎と…みんなとは渋谷で幼馴染みのように育ちました。中学生でお金がないから、宮下公園で鬼ごっこしたなあ(笑)。孝之は、渋谷の駅に降り立つと走り出すんです。中学生って、何だかよくわからない感情が溢れ出てると思うんです。スクランブル交差点を抜けて、センター街の終わりまでダッシュしてました。今、思うと意味がわからないですね(笑)。渋谷は、まさに僕の青春。台詞が上手く言えなくて、渋谷駅から稽古場まで言いながら歩いたり、嫌なことがあって家に帰りたくなくて遊んだり。渋谷には、すごく縁を感じます。

 

甘みが強く、脂身が少なめの宮崎のブランド豚・おいも豚を使用。フルーツの漬けダレだけの甘みだけなのでさっぱり。ヤンニョムサムギョプサル1,380円。
店舗情報

渋谷 水刺齋(シブヤ スランジェ)
■6F
■03-6434-1465

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勝地 涼
かつぢ・りょう 1986年8月20日生まれ、東京都出身。ドラマ『千晶、もう一度笑って』でデビュー。2005年、映画『亡国のイージス』で日本アカデミー賞新人賞を受賞。同年、蜷川幸雄演出作『シブヤから遠く離れて』で初舞台を踏む。最新出演舞台『世界は笑う』は8月7日~28日、Bunkamuraシアターコクーンにて上演。9月3日~6日京都劇場公演もある。

勝地さん衣装:シャツ33,000円(White Mountaineering ☏03-6416-5381) パンツ36,300円(CULLNI|Sian PR ☏03-6662-5525) その他はスタイリスト私物

公演情報

COCOON PRODUCTION 2022 + CUBE 25th PRESENTS, 2022rn『世界は笑う』

舞台は昭和30年代初頭の新宿。熱気と混沌が渦巻く街で織りなされる、喜劇人たちの群像劇。戦前から人気を博しながらも、時代の流れや若者の台頭に不安を抱えるベテラン喜劇俳優や、新しい笑いを求めつつままならない若手コメディアン、そして彼らを取り巻く人々など、喜劇とは言い切れない多様な人間ドラマが描かれる。

作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ

出演:瀬戸康史、千葉雄大、勝地 涼、伊藤沙莉、

大倉孝二、緒川たまき、山内圭哉、マギー、伊勢志摩、廣川三憲、神谷圭介、犬山イヌコ、温水洋一、山西 惇、ラサール石井、銀粉蝶、松雪泰子

東京公演:2022年8月7日(日)~8月28日(日)Bunkamuraシアターコクーン

京都公演:2022年9月3日(土)~9月6日(火)京都劇場

公演HP

Photo : MEGUMI  stylist : Daisuke Kamii  hair & make : Ayaka Kanno text : Sakiko Koizumi

*2022年7月現在の情報です。内容など変更になる場合がございます。
*営業時間については、渋谷ヒカリエホームページでご確認ください。
*価格はすべて税込表記です。